木造住宅ってどんな家?!
本日のテーマは、プランニング!!
本日のテーマは、プランニングです。
●木造住宅設計のポイント
木造住宅を設計するにあたり、考慮すべき点は数多くある。
まずは、地盤を含めた構造の安全性の確保や有害化学物質に対する安全性の確保が第
一になる。
同時に、住まい手の豊かな生活を演出する空間を、実現しなくてはならない。
(1)生活のイメージの共有
住宅に住む人がどのような生活をし、どのような空間をイメージしているのかを共有し、設計者として提案する手がかりとする。
(2)必要な空間と機能の実現
住まい手の必要としている空間と設備などの機能を整理し、ゾーニングすることから始める。平面だけでなく、むしろ断面でのスタディーが重要である。
(3)構造からの発想
大地震の後も使えることを想定すると、建築基準法で定められている基準の2倍程度の強度が必要である。
しかし、プランニングを進めていくうちに、構造が複雑になってしまうことがある。
当初から架構を考え、構造を意識してプランニングを進めて、架構との合一を考慮する必要がある。
屋根の形を決めて、デザインすることも構造からの発想になる。
(4)日照と通風の確保
冬は、日照を確保し、夏は日差しをさえぎり、通風をよくして、なるべく機械にたよらずパッシブ換気にする。
また、軒を出すことや、窓の配置も考えなければならない。
パッシブ換気とは?
自然換気のこと。建物の中の温度が外より高いと空気が建物の足元で自然に入ってくる力が働き、屋根の廻りのような高いところでは出ていく力が働くことを利用して換気を行う。
(5)時間のデザイン
住宅が完成してから後の生活の変化に対応した間取りの変更や、メンテナンスを考えておく必要がある。
長持ちする住宅をつくることが重要である。時とともに味わいを増す木材などの自然素材も使いたい。
ということで、構造の安全性と同時に住まい手のニーズを整理し、豊かな生活を演出する空間づくりをしてもらいたいものです。
次回のテーマは、ゾーニングと動線です。
乞うご期待!