木造住宅ってどんな家?!
本日のテーマは、ゾーニングと動線!!
本日のテーマは、ゾーニングと動線です。
●ゾーニングのポイント
設計の当初の段階で、必要な各室や外部空間をゾーニングし、利用する人の動線を合わせて検討する。
(1)敷地内のゾーニング
敷地内のゾーニングをする場合、敷地周囲の状況が影響する。
道路や隣地の建物や栽培、遠方の景色も重要な要素である。
また、敷地内に建物を配置するとき、建物がない空きの部分をどのようにするかがポイントである。
玄関からのアプローチは、あえて長く取るとゆとりのある演出ができるし、バリアフリーを考えてスロープを設ける時に緩やかな勾配を確保することができる。
(2) 室内のゾーニング
まず、住宅の中心となる居間や食堂などの位置を、玄関からの動線をふまえて決める。
次に、関連する台所などを決め、その他の水廻りや個室を決めていく。
ゾーニングの段階でも、おおよその部屋の広さを想定し、スケール感を掴んでおく必要がある。
●動線のポイント
(1)交錯しない動線
動線が交錯すると、危険で、落ち着かない空間になってしまう。
その逆に、動線があまりない淀みの部分は、落ち着くことができる。
居間のコーナーにふさわしい空間になる。
廊下をなくして部屋同士を建具でつなぐなど、無駄な動線を短くして、その他の空間を少しでも大きくすべきである。
(2)回れる動線
プランニング上、必ずしも実現できるとは限らないが、1方向の動線ではなく、2方向に回ることができる動線にできれば使いやすくなる。
台所などでは、特に便利である。
※動線とは?
建物の中を、人が自然に動くときに通ると思われる経路を線であらわしたものをいう。
建物の平面図のときに考慮するもの。動線を特に考慮することを動線計画という。
ということで、内部だけでなく外部も含めたゾーニングが重要ですね。
また、回れる動線が便利です。
次回のテーマは、日照と通風です。
乞うご期待!