木造住宅ってどんな家?!
本日のテーマは、木造住宅のコスト
本日のテーマは、木造住宅のコストです。
●工事費の内訳を押さえる
木造住宅のコストは、概算であるとはいえ、坪単価で言われることが多くある。
その反面、工事費の内訳は意外と知られていない。
(1)工事費の内訳
木造住宅の本体工事費のおおよその割合は、全体の50%が木工事で、残りがその他の工事費と諸経費になる。
木工事の半分が木材費で、半分が人件費である。
その他の工事でも人件費が同様に、各工事費の半分以上と、多くの割合を占めている。
浄化槽か下水道かによっても費用は異なる。設備器具の費用は、選ぶ器具によりかなり幅がある。
(2)本体工事費以外の費用
本体工事費に含まないことが多い工事費として、地盤が悪かった場合の地盤補強費、給排水の道路からの引き込み費用、外構、カーテンやブラインドなどの備品、照明器具などがある。
当初からの費用の予測がつきにくいものや、選択の幅がかなりあるものを、別途とすることが多い。
(3)工事以外の費用
設計監理料、確認申請の費用(指定確認検査機関への納付金と作業費)、都市計画法関連その他の申請費用がかかる。
地鎮祭、上棟式などの費用、引越、仮住まいの費用。
登記、不動産取得税など、設計者は、施主に対し、ある程度の説明ができるようにしておかなくてはならない。
●完成後の費用
木造住宅は、完成後も設備のランニングコストがかかるだけでなく、メンテナンスや生活の変化に応じた費用が発生する。
この点についても施主にきちんと説明しておきたい。
ということで、木造住宅のコストは、工事以外の費用や、完成後の費用まで含めて、お施主様に説明することが必要ですね。
次回のテーマは、ローコストのポイントです。
乞うご期待!
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