木造住宅ってどんな家?!
本日のテーマは、危ない地盤!!
本日のテーマは、危ない地盤です。
●危ない地盤の種類を知る
敷地は、なるべく良好な地盤であることが望ましいが、そうとは限らない場合も多い。
そのためにも地盤調査は必要である。
地盤調査を行う前に、問題が起こりやすい地盤の種類を押さえておこう。
問題が起こりやすい地盤のなかでも、特に造成地に注意しよう。
造成地は一見、何も問題がないように思えるが、造成に問題があるケースも見られる。
傾斜地を造成する場合、切土と盛土をすることでひな壇状に仕立てる。
盛土というのは、土を盛っただけなので、そのままでは軟らかい場合が多い。
そのため、擁壁側の盛土部分の転圧が不十分なことがある。
さらに、切土と盛土にまたがって住宅を建てた場合、不同沈下を起こすおそれがある。
また、周辺で大規模な建築工事や水路の工事などがあると、建物に影響が及ぶこともあるので注意が必要である。
●資料や地名で地盤の履歴を探る
危ない地盤の種類を押さえたら、敷地周辺の資料を参照し、敷地がどのような地盤であるかを知るために、地盤の履歴を確認しよう。
地質図や土地条件図のほか、古い地図なども参考になるので、用意したい。
さらに、役所で敷地周辺のボーリングデータが手に入る場合や、インターネットで地盤の情報を得られる場合もあるので、それらを入手しよう。
また、古くからの地名から地盤の状況を想像できることもある。
流れ、沢、谷など水に関わる地名の場合は、要注意である。
昔は、水分をたくさん含む地盤であったことが推測されるからである。
そのほか、敷地周辺のブロック塀や建物の基礎などを見て、沈下によるひび割れがないかどうかも確認しておこう。
土地条件図とは?
防災対策や広域開発のために、平野の形成史(切土、盛土地域、埋立地など)、その土地の高さを表現した地盤高線が描き込まれている地図。
ハザードマップ作成に必要な地理情報として整備されたものである。
ということで、一見問題のないような造成地でも盛土の転圧が不十分の場合があるの
で注意しましょう!
次回のテーマは、不同沈下です。
乞うご期待!