木造住宅ってどんな家?!
本日のテーマは、地盤補強方法
本日のテーマは、地盤補強方法です。
●支持地盤の深さで決まる
地盤調査の結果、地耐力が2t(20KN)以下であることが判明した場合、地盤補強を行う必要がある。
しかし、地面から支持地盤までの深さにより用いるべき補強方法は異なるので、適したものを選ぶようにする。
また、地盤調査はなるべく早い時期に行いたい。
地盤補強が必要な場合は、補強費用を見込んで、全体の予算を立てる必要があるからである。
(1)再転圧工法
地表面だけの補強の場合は、ランマーや振動ローラーで地面を転圧するのが一般的だが、ランマーも振動ローラーも最大300?の深さまでしか効果がない。
それより深い場合は、掘り下げたうえで転圧し、さらに土を乗せて転圧する。これを再転圧工法という。
(2)表層改良
表土にセメント系の混和材を混ぜて表土を固めるのが、表層改良である。
地質が変わり、植物が植えにくくなるおそれもあるため、その点のも十分注意して施工に臨みたい。
(3)柱状改良
地表より3?5m程度の補強で、直径600mmほどの穴を掘りつつ、そこに掘り出した土と混和材と水を混ぜて柱状に土を固める方法である。
30坪程度の木造住宅では、30?40本ほどの柱状改良をすることになる。
注意したいのは、柱状改良の先端部の施工状況が確認しにくいことである。よって、確実な施工が要求される。
(4)鋼管杭
地面から支持地盤までの距離が深い場合は、直径約120mmほどの鋼管杭を回転させながら地面にねじ込むように打設する。
支持地盤に達したことを確認して打設を終える。
30坪程度の木造住宅では、30本程度の鋼管杭を打つことになる。
地盤補強とは?
軟弱地盤を補強すること。軟弱な地盤そのものを固める地盤改良と、既製の杭を打設する工法がある。
建物荷重に対して地盤の許容支持力度が大きく、厚密沈下の可能性がない場合には、地盤補強は必要ない。
ということで、地盤調査の結果、地耐力が2t(20KN)以下と判明した場合、何らかの地盤補強が必要ですね!
次回のテーマは、基礎の種類です。
乞うご期待!