木造住宅ってどんな家?!
本日のテーマは、枠組壁工法!
本日のテーマは、枠組壁工法です。
●壁、床を一体化する
枠組壁工法とは、一般に2×4(ツーバイフォー)工法と呼ばているもので、枠組材(ツーバイ材、ディメンションランバーともいう)に構造用合板などのパネルを釘で留め、壁と床をつくり、全体の構造とする工法である。
アメリカの開拓時代に、セルフビルドで簡単に家を建てるために考案させた。
枠組壁工法は、壁と床を一体化し、剛性の高い壁式の構造を形成するため、建物にかかる荷重が壁全体に分散して伝えられる。
そのため、耐震性も十分確保しやすい。また、構造が単純であるため、比較的短期間の工事ですむこともメリットだ。
ただし、壁が構造体であるため、間仕切の変更がしにくいことを前提として設計した方がよいだろう。
その他の特徴として、床・壁を合板で囲うため気密性・断熱性も高いといえる。
同様の理由で、火災時に火が回りにくく防火性も高いため、火災保険料も、通常のモルタル塗りやサイディング仕上げにくらべ、約半分になる場合もある。
●設計のポイント
枠組壁工法を日本に導入するにあたり、建築基準法上で構造基準が設けられたので、その基準に沿って設計することになる。
構造基準では、構造壁に囲われた最大の範囲が定められ(耐力壁と耐力壁の間の距離を12m以下とする)、開口部幅も4m以下とされている。
パネルを留める釘は規定のものを使い、定められた間隔以下で打つことが重要なポイントである。
パネルは、構造用合板を構造用の釘で枠に打ち込んでつくる。
スパンが大きい床下地には、2×6(ツーバイシックス)という部材を使う。
構造用合板とは?
構造耐力上主要な部分に用いる目的でつくられた合板をいう。
等級は強度により1級と2級に区分され、1級のほうが高い強度をもつ。
接着性能は特類と1類に区分されており、特類は常時湿潤状態における接着性能が確保されている。
ということで、枠組壁工法は壁と床が一体でつくられ剛性が高いが、間仕切の変更がしにくいです。
次回のテーマは、丸太組工法です。
乞うご期待!