木造住宅ってどんな家?!
本日のテーマは、丸太組工法!
本日のテーマは、丸太組工法です。
●ログハウスを丸太組工法という
丸太組工法とは、一般的には、ログハウスといわれている工法で、丸太を水平に積み重ねて構造体に仕上げていく。
もともとはデンマークや北欧で発達した工法で、丸太の断熱性を利用した寒冷地の住宅である。
丸太ではなく、角材を使う場合もある。
浴室などを除き、内部・外部とも積み上げた丸太を、露しといって構造材を仕上げとして見せるつくり方をする。
この工法は、、枠組壁工法と同様にセルフビルドも可能である。
●丸太組工法の設計ポイント
丸太の材料は、スプンスなどの輸入材が多く使われている。
住宅1棟に使用する木材の量は、軸組工法などと比べて、かなり多くなる。
材料は、標準タイプであれば、加工した部材を輸入することができて、コストも低く抑えることができる。
基礎は軸組工法と同じように、鉄筋コンクリートでつくる。
壁は丸太を選んだ壁が耐震壁となるため、開口部の幅を大きく取りにくい。
また、丸太は時間が経つにつれて乾燥収縮し、壁が沈む。
さらに、丸太自体の重さ(自量)で、積み重ねた丸太と丸太の隙間が小さくなってくる。
そのため、窓や扉の上部に隙間を設けるなど、沈下量を考慮して設計・施工することがポイントである。
太い丸太は、すぐには燃えにくく、仮に燃えても表面だけが燃えるだけで済むため、一定の規模までなら市街地の準防火地域でも建設が可能である。
そのほかのポイントとして、壁や天井にボードを張って仕上げることがないため、
設備は、給排水や電気配線などが露出した状態にならざるを得ない場合もあり、その処理に工夫を施す必要がある。
準防火地域とは?
建築物などの防火性能を集団的に向上させ、火災の延焼拡大を抑制するために指定された地域。
防火地域に準ずる地域として指定される。準防火地域では、3階建て以下で、延べ面積が500?以下であれば、木造を建てられる。
ということで、丸太組工法の場合、木材の乾燥収縮などにより、丸太と丸太の隙間が小さくなることを考慮して設計することが大事です。
次回のテーマは、木造3階建てです。
乞うご期待!